今回お話しするのは、お店が始まってからの経理のことです。
税理士や経理代行に依頼せず、ご自身でされる場合は何をしたら良いのかお伝えします。
①具体的に何をしたらいいの?
やるべきことは収入と支出の証憑書類と記録を残すことです。
収入は売上のことです。
また、支援金や助成金も収入になります。
売上の証憑書類はレジのジャーナルなどの集計になります。
毎日、印字するジャーナルを保管しておいてください。
支出とは仕入や消耗品の購入、電気やネットの支払いなどお店を営業するために必要な経費になります。
代金を支払ったときにもらう領収書や業者さんさらの請求書などを保管しておいてください。
保管するだけでなく、ノートやエクセルに集計しておくと確定申告のときに楽になるでしょう。
②経理の仕事をするペース
パン屋さんは仕込みや新商品の開発など休みの日も夜も忙しいですよね。
そんな中で、慣れない経理をしなければいけません。
週に一回は経理のことをすることをおすすめします。
もちろん毎日のレジ締めの後、経理のこともできたら良いですが、できない日もあるかもしれません。
長くても月に一回は証憑書類の整理や記録をした方が良いでしょう。
一ヶ月も前のことは忘れてしまうかもしれませんし、何ヶ月もたまると億劫になってしまいます。
③大きな出費があったら気をつけて!
経営をしていると、新しい機械を購入したり店舗の一部を修繕したりすることもあるでしょう。
一個または一式あたり10万円を超える機械・備品や工事は資産計上することになります。
消耗品費や修繕費などの経費ではなく、機械装置や建物付属設備などの資産になります。
青色申告の承認を受けている方は10万円ではなく、30万円になります。
資産は数年に分けて減価償却することで経費にしていきます。
④会計ソフトを使うと便利?!
いろんな会計ソフト・サービスがあります。
便利ではあっても、何もしなくても良い、というわけではないです。
預金口座からの自動入力も初めて出てくる取引は勘定科目を選択しなければいけないことが多いです。
パソコンが苦手という方は、ノートに手書きでもいいのでお店が始まったら経理を始めた方が良いでしょう。
⑤税理士などに頼むか自分でするか
税理士に頼むメリットは毎月お店の状況が分かるということと、相談できるということです。
今お店は順調にやっていけているのか、どこまで経費になるのか。
経営をしていると不安や疑問も出てくるでしょう。
そういったとき、相談できる専門家とのつながりがあると心強いです。
しかし、月々の顧問料や決算料は必要になってきます。
規模的にそれらを捻出することが難しいお店もあるでしょう。
そんな場合はご自身で経理をやっていくことになります。
パン屋さん専門の税理士事務所では顧問契約の他にオンラインサロンという繋がりも用意しています。
月々500円(税込)でパン屋さんのための情報が得られ、LINEで相談もできます。
おわりに
経理をやっていく上で必ずやっておくべきことは、売上のジャーナルなどと仕入・経費の領収書などを残しておくということです。
忙しいパン屋さん経営を行いながら、経理のこともコツコツやっていきましょう。
パン屋さん専門の税理士事務所では初回無料相談も受け付けております。
経理の方法や経営についての相談でも、もちろん構いません。
ぜひご利用ください。